フトアゴヒゲトカゲ(アソート)
食事(野生下)
雑食性。昆虫や植物の葉、果実、花、小動物など
食事(飼育下)
コオロギ・野菜・人工飼料など。栄養の偏りを防ぐ為カルシウムの添加やときどきビタミン剤も与えるようにしましょう。
特 徴
太く平たい体を持ち、喉を黒くしながら膨らませる様子からフトアゴヒゲトカゲと名付けられました。性格も大人しく初心者でも飼育しやすいことで人気の昼行性トカゲです。
その中でも「アソート」とは、モルフの一種で特定の色や模様に限定されず、さまざまな色彩や特徴を持つ個体を指します。アソート個体は、野生に近い色や模様を持つ場合もあれば、特定の色の系統を強調しない混合的な色合いを持つこともあります。
※モルフ
品種改良によって体色や模様の特徴が確立された品種のこと
慣れやすさ
個体差はありますが基本的におとなしい性格でハンドリングも容易に行える種類です。しかし、お迎えしたばかりのころは当然警戒しているので、無理にハンドリングを行ってしまうと二度と手に乗ってくれないこともあるので、人馴れしやすいからといって無理に行うことは避けましょう。
飼育のしやすさ・おすすめ度
初心者〜上級者までおすすめと言える種類です。比較的温厚な性格なので爬虫類自体が初めての方でも飼育しやすいですが、しっかりと環境を整えてあげることを前提としているので容易にお迎えせずしっかりと事前に飼育方法を学んで環境を整えてあげるようにしましょう。
飼育時の注意
★ケージ★
60~90cmぐらいの爬虫類ケースがおすすめ。
最大でも50cm程度にしか成長しませんが、狭すぎてもストレスになってしまいます。
また、ケージに余裕があることで大きく健康的に育つ傾向があるので、可能であれば90cmのケージで飼育してあげられると良いです。
★温度★
ケージ内日中は32~38℃を目安にキープできるようにし、バスキングスポット(ホットスポット)は 38~40℃程度になるよう整えてあげてください。
夜間についてはケージ内22~27℃で良いでしょう。
湿度は50~60%がベストです。
乾燥しすぎてしまうと脱水症状を起こしてしまうこともあるので、その際は霧吹きでケージ全体を湿らせるようにしましょう。
★照明★
昼行性なので、紫外線灯とバスキングランプは必須。紫外線灯はできれば複数あるとなお良いです。
★床材★
砂漠に近い乾燥した環境に生息しているので、なるべく野生下に近い環境を整えてあげることが良いです。そのため床材は爬虫類用の砂漠の砂などを敷いてあげましょう。
砂の中に顔をうずめたりする様子もかわいいですよ。
★レイアウト★
水入と餌入れを用意しましょう。
また、2~3日に1回温浴をさせてあげることで血行が良くなり食欲アップや水分補給、清潔感を保つなどのメリットがあるので、36~40℃のお湯で1回5~10分程度させてあげましょう。
濡れたままだと体が冷えてしまい逆効果なので、しっかり体を拭いてあげてからケージに戻しましょう。