ナイルスナボア
食事(野生下)
野生下では小型哺乳類や鳥類を主に食べます。
食事(飼育下)
冷凍のラットやマウスを解凍し、生体サイズに合うものを与えましょう。
与える頻度は幼体であれば週に2~3回、2歳以上の成体では1週間~10日に1回でOKです。
特 徴
体形は全体的に太く、短く、蛇というよりもミミズのような見た目のナイルスアボア。
その名の通り地中棲、つまり砂の中で暮らしている種類のヘビなので、捕食シーンは迫力があります。
地中に潜り、餌を待ち伏せして捕食するので、給餌の際には砂の中から勢いよく飛び出してから捕食する様子も観察できますよ。
慣れやすさ
比較的おとなしい性格ですが、食に対して貪欲なので餌を与える際には絶対に手で与えなように注意しましょう。
ハンドリングも行えるほどですが、ストレスになるので1日5~10分程度に留めるのが良いです
飼育のしやすさ
やや注意が必要です。
温度変化(特に低すぎる場合)で拒食しやすいので、しっかりとした環境を管理する必要があります。
おすすめ度
蛇の中でも小型の部類でおとなしいので飼育しやすい種類ではあります。
しかし、餌のマウスが苦手だったり初めてのペットの場合はしっかりと事前に飼育方法を調べ、覚悟を持ってお迎えする必要があります。
飼育時の注意
★ケージのサイズ
プラケース・衣装ケース・爬虫類専用ケースがおすすめ。
トグロを巻いた時の3-5倍程度の床面積を確保できるものを、目安と考えると選びやすいです。
ケージが大きすぎても落ち着かない時があるので、成長に合わせてケージの大きさを変えていくというのが一般的です。高さは成長に合わせて30〜45cm程度で問題ありません。
注意点としては、ヘビは「脱走の名人」と呼ばれる位、信じられない程小さな隙間から脱走します。幼体であってもそれなりに力があるので脱走には注意しましょう。
★床材
必ずしも砂でなくても良いです。ウッドシェイブでも代用できるので好みで選んで問題ありません。また幼体は誤飲防止のためペットシートで過ごさせても良いでしょう。その場合は隠れ家としてシェルターを設置してあげると安心して過ごしてくれます。
床材を敷く場合は5〜10cm程度の厚さを目安に。
★温度
昼はホットスポットを32℃くらいにし、その他の場所は最低26℃程度に。低すぎると拒食してしまうので、室温管理は十分に気をつけましょう。夜間は23~28℃程度に保温すれば問題ありません。