ヒロオヒルヤモリ

ヒロオヒルヤモリの画像
  • 目属科:有鱗目 ヤモリ科 ヒルヤモリ属
  • 分 布:マダガスカル北部、コモロ諸島など
  • 体 長:13~14㎝
  • 体 重:10〜25g
  • 寿 命:5年〜7年

食事(野生下)

動物食傾向の強い雑食。昆虫、小型爬虫類、果実、花の蜜などを食べます。

食事(飼育下)

餌は昆虫をメインにショップやネット通販で販売されているコオロギやローチ、ミルワームなどの生き餌を与えましょう。カルシウム不足を防ぐために、爬虫類用のカルシウムパウダーを昆虫に振りかけることも重要です。
また、代謝が良いためすぐに吸収効率が良い糖を好んでいるという説もあり、甘党なヒルヤモリ。
そのため、昆虫ゼリーや果物なども与えると嬉しそうに食べてくれる様子もみられますよ。

特 徴

名前のとおり昼に活動するヤモリで、飼育には紫外線ライトやバスキングライトが必要になります。
動きが素早く、ハンドリングには不向きで縄張り意識も強いため多頭飼育には不向きなので注意しましょう。

慣れやすさ

基本的には好奇心旺盛、ヒルヤモリ自体が人間に興味を示しやすい種類なので、慣れやすくはありますがオスは少々攻撃的なため、多頭飼育を検討している場合は注意しましょう。

飼育のしやすさ・おすすめ度

比較的小型の種類かつ食性は動物食傾向の強い雑食、飼育環境の整えも難しくないのできちんとお世話してあげられる覚悟をもつことで、初心者〜上級者まで飼育できる種類です。

飼育時の注意

外敵に掴まれたりした際に、皮膚を剥がして逃げる修正があるので、強く握る、掴むなどしてしまうと皮膚が剥がれてしまうため注意が必要。
脱走時は素手で捕まえたりせず、観賞魚用のソフトネットなどで優しく捕まえるようにしましょう。

★ケージのサイズ★
ヒルヤモリの体長の2倍以上のものがベスト。
例えば、体長が15cmの小型種であれば幅25cm×奥行25cm×高さ30cm。
脱走防止の為にもケージは必ずフタがついていてしっかり閉めることができるものがおすすめ。

★レイアウト・ライト★
野生日では木に登って生活しているので、流木やコルクなどを入れ立体移動ができるようにしてあげましょう。
ヒルヤモリはその名の通り、昼に活動する種類のため、日光浴をしカルシウムの吸収を助けるビタミンを体内に生成する習性があります。なので、紫外線ライトは健康を維持するためにも設置してあげましょう。
床材は湿度を保ちやすいのでヤシガラなどがおすすめですが、掃除を怠るとダニが発生する場合もあるので、掃除はこまめに!

★温度・湿度★
適温は28度〜32度。ホットスポット下は37~38℃前後にし、夜間は24~26℃に調整しましょう。
冬は爬虫類用のヒーターを入れ温度を上げてあげましょう。パネルヒーターを側面に貼り付けて調整を行ったり、中型以上のケージでは暖突でケージ全体を温めましょう。
湿度は60~80%と多湿が好ましいので、冬場は1日2回、夏場は1日1回必ず霧吹きを行ってください。

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