グリーンバシリスク

食事(野生下)
肉食性の強い雑食。昆虫類、自分より小さなトカゲなどの小型爬虫類や、カエルなどの小型両生類、小型鳥類、果物などを食べています。
食事(飼育下)
野生では上記の通りなかなかの肉食なイメージですが、飼育環境ではコオロギやデュビア、レッドローチ生きた昆虫をメインで与えると良いでしょう。栄養の偏りを防ぐためカルシウム剤などを昆虫にまぶしてから与えるようにしてください。また、生体より大きな昆虫だと消化不良を起こして吐き戻してしまうこともあるので、生体の頭のサイズほどの昆虫サイズを選ぶようにしましょう。
特 徴
水の上を走ることで有名なトカゲ。オスは成長につれて頭と背中にかけてトサカ(クレスト)、尾に帆が伸び、まるでドラゴンのような容姿になる。メスはクレストや帆が伸びず、オスに比べて小さい。飼育は比較的簡単ですが、素早く走り回るので広いケージを用意すると良い。また水辺に生息している種なので飼育環境は多湿にし、個体が水に入れるよう大きな水容器を設置することがコツ!
慣れやすさ
比較的初心者でも飼育しやすいですが、基本的な性格は臆病で警戒心が強い性格と言われています。しかし、個体差もあり人にべったりの子もいるようなので、焦らずゆっくり信頼関係を築いていけばハンドリングも容易に行えるようになりますよ。
飼育のしやすさ・おすすめ度
きちんと飼育環境を整えてあげることができれば、初心者〜上級者までおすすめの種類です!それなりの大きさに育つので飼育環境をしっかり確保し責任を持ってお迎えするようにしましょう。
飼育時の注意
★ケージサイズ★
木に上で生活するトカゲなので、高さのあるケージを選ぶように。
ケージの大きさの目安は高さが全長の1.5倍、横幅と奥行きは胴体の2倍が好ましいので、最終的なサイズから逆算して最低でも高さ110cm×横幅70cm×奥行き70cmほどのケージだと安心です。
また、ケージ内が蒸れすぎないよう通気性のよいものを選ぶと尚よいです。
★温度・湿度★
ケージ内は日中25度~30度℃、夜間は25℃前後に保ち、湿度は60~70%をキープしましょう。
冬場はとくに乾燥しやすいので加湿器などを使用、もしくはこまめに霧吹きなどで全体に水をかけるようにして多湿にをキープしましょう。
朝と夜に1日2回は霧吹きを行うと安定します。
★ホットスポット・紫外線ライト★
日光浴をするので、紫外線ライトとバスキングライトの2つを用意しましょう。
バスキングライトで35~40℃のホットスポットを設置。
ケージ内にライトを設置してしまうと、直接触ってやけどの恐れがあるので、ケージの外から照らすように。夜間はライトを消してOKです。
★床材★
湿度を保つためヤシガラなどもおすすめですが、ペットシーツだと掃除も楽で清潔なのでおすすめです。
★レイアウト★
比較的たくさん水分を取る生き物なので、かつ水浴びが大好きなので生体の体がつかるくらいの大きさ・深さのものを用意してあげましょう。
個体によってはトイレに使用する場合もあるので、こまめに綺麗なお水を入れてあげましょう。
また立体移動ができるよう流木や観葉植物なども入れてあげるとシェルター代わりにもなり安心してくれますよ。