モモジタトカゲ
- 目属科:有鱗目 トカゲ科 モモジタトカゲ属
- 分 布:オーストラリア
- 体 長:40~80㎝
- 体 重:40~100g
- 寿 命:15年
食事(野生下)
陸生の巻き貝やカタツムリ
食事(飼育下)
飼育下ではコオロギなどの昆虫を与えるケースが多いですが、野生では巻貝食なため、痩せてしまうこともあるようです。面白いことにキャットフードに食いつく個体が多いようなので、冷凍カタツムリと併用してあげると良いです。
特 徴
モモジタトカゲヘビに似た外見を持つトカゲで、主にオーストラリアに生息しています。ほっそりとした体型をしていて、体長に反してとても軽量。特徴的なのは名前の通りピンク色の舌で、小型のトカゲや昆虫を捕食します。脚が退化し、細長い体型をしているため、一見するとヘビのように見えますが、トカゲ特有の進化を遂げた種です。
慣れやすさ
おとなしい性格をしていて、飼育時あまり動く姿を見れないことも…。
ハンドリングも行うことができるので、比較的慣れやすい種類といえるでしょう。
飼育のしやすさ・おすすめ度
飼育環境をしっかり整え生体についての知識を身につければ初心者〜上級者までおすすめできる種類です!
飼育時の注意
★ケージのサイズ★
地上棲なので底面積が必要。60cm〜90㎝くらいの幅があると良いです。
立体移動も少しできるよう、高さがあるケースを選びましょう。
上開きのケースだと怖がってしまうこともあるので、爬虫類用の前開きのものだとなお良いです。
★照明・紫外線ライト★
爬虫類用の紫外線灯やバスキングランプは必須ですがあまり強くないもので問題ありません。
★床材・レイアウト★
若干の多湿を好むので、保湿ができるヤシガラなどがおすすめです。
潜る修正があるので、潜れるくらい敷いてあげると安心してくれます。
なお、ヤシガラは不衛生にしているとダニが発生し、最悪の場合生体が病気になってしまうこともあるので、掃除はこまめに行うように。
また、立体移動もできるよう流木なども入れてあげるとより野生の環境に近づけることができるので、レイアウトしてあげましょう。
観葉植物があると、水滴がつきやすいのでおすすめ。
★温度・湿度★
飼育ケージ内の基本温度は26℃くらいを保つようにし、ホットスポットを32℃前後に保温するようにしましょう。夜間については20℃くらいまで下げて問題ありません。
湿度は50~60%くらいを保つようにしたいので、飼育ケージ内壁面に1日最低1回は霧吹きしてください。