モリニスビロードヤモリ

食事(野生下)
野生下では昆虫や小型無脊椎動物を主に食べます。夜行性で、夜間に活動し捕食します。
食事(飼育下)
生き餌が一般的です。
コオロギ、レッドローチ、デュビアなど、ヤモリの頭半分程度の小さな昆虫を与えることが好ましく、ミルワームを主食にすることは避けてあげましょう。
皮膚が厚く、栄養もさほど高くない上、消化しにくいと言われているため、少量をたまにおやつとしてあげる程度が良いです。
また、「くる病」というカルシウム不足が原因でかかるとされている危険な病気の予防もかねて、健康に育ってくれるよう餌には粉状のカルシウム剤をふりかけてあげましょう。
水分補給については飼育容器内の湿度を保つことも同時に行えるので、定期的に霧吹きをしてあげましょう。(2~3日に1度程度)壁面などに付いた水滴を舐めて喉を潤します。
特 徴
幼体時は黒褐色ですが、成長に伴い、背面には黒く縁取られた白色の眼状斑が並びます。その周囲を黄色のブロッチが取り囲むように散在するようになり、とても美しい体色に変化していくので成長が楽しみになるかわいいヤモリです。
慣れやすさ
ヤモリは基本的に神経質で臆病な性格ですが、短時間のハンドリング(爬虫類などの小動物を手に持って扱うこと)を定期的に行い、慣れさせることは可能です。動物病院やケージの引越し時にストレスにならぬようゆっくり慣しておきましょう。
また、安心できる飼育環境を作ってあげることでストレスが軽減され慣れやすくなります。
飼育のしやすさ
比較的飼育しやすい個体です。
少々神経質なので、ハンドリングをしすぎたり飼育環境が整っていないと体調を崩してしまうこともあるので、ちょうど良い距離感で接してあげましょう。
おすすめ度
モリニスビロードヤモリは初心者から上級者まで幅広い飼育者におすすめです。特に美しい模様のヤモリを探している方に最適です。
飼育時の注意
★ケージのサイズ★
通気性の良い高さのあるケースを用意しましょう。個体差はありますが、60cm程度のガラス水槽など飼育ケースであれば安心です。
野生では木の上で過ごすヤモリなので、流木など登れる場所や隠れ家を設置し、快適な環境で飼育することが望ましいです。
★温度★
28℃前後
★照明★
弱めの爬虫類用ランプなどで紫外線が当たるようにしましょう。
★床材★
ヤシガラ土などを薄めに敷くのが良いです。