ウチワヤモリ

ウチワヤモリの画像
  • 目属科:トカゲ目 ヤモリ科 ウチワヤモリ属
  • 分 布:エジプトや中東の国々の乾燥地
  • 体 長:オス 約10cm 最大:12cm / メス 約8cm
  • 体 重:オス 約25g / メス 約20g
  • 寿 命:5~8年

食事(野生下)

野生下では昆虫や小型無脊椎動物を主に食べます。夜行性で、夜間に活動し捕食します。

食事(飼育下)

生き餌が一般的です。
コオロギ、レッドローチ、デュビアなど、ヤモリの頭半分程度の小さな昆虫を与えることが好ましく、ミルワームを主食にすることは避けてあげましょう。
皮膚が厚く、栄養もさほど高くない上、消化しにくいと言われているため、少量をたまにおやつとしてあげる程度が良いです。
また、「くる病」というカルシウム不足が原因でかかるとされている危険な病気の予防もかねて、健康に育ってくれるよう餌には粉状のカルシウム剤をふりかけてあげましょう。
水分補給については飼育容器内の湿度を保つことも同時に行えるので、定期的に霧吹きをしてあげましょう。(2~3日に1度程度)壁面などに付いた水滴を舐めて喉を潤します。

特 徴

大きな目と独特な体色が特徴で、夜行性であり、壁や天井に登ることが得意です。

慣れやすさ

爬虫類は懐くことは難しいとされています。
しかし、日々お世話をし、餌を与え、人を認識させていくことで怖がらなっていくのでハンドリングも容易に行うことができるようになっていきます。
懐くというよりも人間に慣れさせていきましょう。

飼育のしやすさ

ヤモリは比較的簡単な飼育設備で育てられるペットですが、適切な温度と湿度管理が必要です。
広いケージと隠れ場所を用意したり、餌の与え方や日頃のお世話にはちょっとした注意を払いましょう。

おすすめ度

きちんとお世話の仕方を学ぶことができれば初心者から上級者まで幅広い飼育者におすすめです。
名前の由来にもなっているウチワのような指先がとても愛らしく、登る姿や餌を捕食する様子など、観察しているだけで楽しめます。

飼育時の注意

ウチワヤモリは動きが俊敏なので脱走には注意が必要です。
★ケージのサイズ★
樹上棲の性質を持っていますので、横幅や奥行などよりも高さを重視したケージを選びましょう。
最低でも45cm(高さ)×30cm(幅)×30cm(奥行き)程度を用意してあげられると良いです。
コルク樹皮や人工の模造植物などで立体的に行動できるようにしてあげましょう。

★温度・シェルター類
温度:ウチワヤモリは低温に強いとは言われていますが、基本的にヤモリは低温に弱いため日中はやや高めで夜はやや下げると良いです。
ヒーターで一定の温度を保ち、日中はライト類を点けて少し温度を上げ、25℃〜30℃をキープするよう心がけましょう。
シェルター類:夜行性なので昼間は狭くて暗いところに隠れる習性があります。そのため、安心してもらえるよう飼育容器の中にも流木やショップで購入できるロックシェルターなどを設置し、隠れられる場所を用意してあげると良いです。
登る場所も用意してあげましょう。

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