ボールパイソン

食事(野生下)
野生下では小型哺乳類や鳥類を主に食べます。夜行性で、夜間に活動し捕食します。
食事(飼育下)
餌は基本的にマウスかラット。
ショップで購入可能な冷凍マウスや冷凍ラットで問題ありませんが、個体によっては、冷凍エサをなかなか食べてくれない場合があるので、その場合が生き餌でも問題ありません。
しかし生き餌の場合は反撃され怪我をする場合もあるので、注意して与えるようにしましょう。
与える頻度はベビーの時には成長に栄養が必要となるため2~3日おきに1度、成長後は1〜2週間に一度与え、量についてはボールパイソンの月齢や体の大きさによって異なるので、その都度調べてから与えるようにしましょう。
特 徴
大きく、毒のないニシキヘビのパイソン。その中でも特にペットスネークとして人気No1のボールパイソンは最長でも2mほどなので、初心者にも迎えやすく愛好家が多いことで知られています。
モルフはパステル、バナナ、アルビノ、モハベ、パイボール、クラウンなど
慣れやすさ
温和な性格の蛇である為、危険が少なく飼育が行いやすい種であると言えます。
慣れてくるとストレスを感じにくくなり、触っても逃げようとして暴れたり、咬みつてきたりしなくなるのでとても飼いやすい種類ではありますが
臆病な性格でもあるので、ゆっくりと時間をかけハンドリングや、餌をあげたりして慣らしていきましょう。
飼育のしやすさ
意外にも犬や猫といった動物ほど手間はかかりません。
餌を与える頻度も少なく、ケージ内の床材や水を綺麗にして、適切な温度湿度の管理ができれば飼育はしやすいまさに初心者向けのボールパイソンです。
おすすめ度
ボールパイソンは初心者から上級者まで幅広い飼育者におすすめです。特に美しい模様のヘビを探している方に最適です。
飼育時の注意
比較的管理のしやすいことで人気のボールパイソンですが、適切な環境を整えてあげることで健康的かつ長生きしてくれるので、しっかり管理してあげることが大切です。
★ケージのサイズ
プラケース・衣装ケース・爬虫類専用ケースがおすすめ。
トグロを巻いた時の3-5倍程度の床面積を確保できるものを、目安と考えると選びやすいです。
ケージが大きすぎても落ち着かない時があるので、成長に合わせてケージの大きさを変えていくというのが一般的です。高さは成長に合わせて30〜45cm程度で問題ありません。
注意点としては、ヘビは「脱走の名人」と呼ばれる位、信じられない程小さな隙間から脱走します。幼体であってもそれなりに力があるので脱走には注意しましょう。
★床材
木材チップタイプやシートタイプがありますが、それぞれメリットデメリットがあるので、頻繁に様子をみられる環境であれば隠れ家にもなる木材チップ、頻繁にお掃除することが難しいのであればシートタイプで良いでしょう。
木材チップはカビが生えることがあるので注意。
★温度
ボールパイソンは高温を好むので、ケージ内は28-33℃くらいが保てるよう、パネルヒーターやヒートケーブルなどを使用してキープしましょう。
多頭飼育の場合は、エアコンを併用すると良いです。
基本的には高温を好むとはいえ、あまりにも晒されてしまうと体調を崩してしまうので、 ケージ内にホットスポットとクールスポットを作り、温度の勾配があるようにしてあげましょう。