サバンナモニター
- 目属科:有鱗目 オオトカゲ科 オオトカゲ属
- 分 布:アフリカ大陸
- 体 長:90~100㎝
- 体 重:3〜5kg
- 寿 命:10年
食事(野生下)
肉食性。カタツムリや節足動物、昆虫類や小型のトカゲを捕食。
食事(飼育下)
脂質の低い昆虫類、コオロギやデュビアなどの昆虫(生き餌)を与えるようにしましょう。
野生では小型のトカゲなどを捕食していますが、飼育下では栄養過多を防ぐ為、ウズラ、ピンクマウスなどは与えるにしても少量にしましょう。
昆虫だけでは栄養が偏ってしまうので、昆虫にカルシウム剤などをふりかけてから与えると良いです。
特 徴
アフリカに生息するオオトカゲ(モニター)の1種。オオトカゲの中では値段がお手頃で、比較的人に慣れる個体が存在するため入門種としてオススメ!
野生化では1年のほとんどを活動せずじっとしており、餌の増える雨季にのみ餌を探して動き回るという特性をもつ。そのため栄養を蓄える能力に長けており、毎日餌がもらえる飼育下では栄養過多で肥満になりやすい。対策として餌を脂質の低い昆虫類などに絞り、与える頻度を調節することがコツ!
当店ではFH(現地のファームハッチ)のベビーを取り扱っております!コオロギをしっかり食べてます。
慣れやすさ
基本的に臆病な性格の個体が多いですが、知能が高くしっかり飼い主を認識するようになるので、人馴れしやすいと言えるでしょう。
しかし体長が1mを越えることもあり鋭い爪を持つので慣れるまでは無理に触ったりしてストレスを与えないように注意してください。
飼育のしやすさ・おすすめ度
大きめのケージを用意する必要があるので、場所の確保は必須ですが、
温度・湿度管理や餌の用意など、その辺りの環境を整えるのは比較的用意なので、
初心者〜上級者までおすすめと言えるでしょう。
飼育時の注意
★ケージのサイズ★
奥行きは体長と同じくらい、横幅は体長の2倍が必要な個体です。
生涯ケージ飼育を検討しているのであれば最長90cmまで成長したと仮定すると180cm(横幅)×90cm(奥行き)のケージが必要。
しかし市販のケージは最大でも120cmが限度なので成長後はケージは休憩やバスキング用、活動は放し飼いにすることが多いです。
幼体時はもちろんケージ飼育で良いですが広すぎると人慣れが遅くなることがあるので、90cm程度のケージでまずはお迎えするのが◎。
★照明・紫外線ライト★
日光浴は欠かせないので必ず強い紫外線が必要です。
なるべく野生下と同じ環境を用意してあげることが望ましいので、バスキング用の照明と紫外線を含んだUVライトの2種類を用意してあげるように。
カルシウムの吸収を助けるビタミンを体内に生成する習性があるので、紫外線ライト(日光浴)は健康を維持するためにもできるようにしてあげましょう。
★床材・レイアウト★
何もないとツルツルと滑ってしまうので、爬虫類用の砂やヤシガラマットなどでOK。
お世話の手間を軽減したい場合はキッチンペーパーやペットシーツを使用すると排泄物や生き餌が床材の中に潜ってしまう心配もなく清潔を保つことができます。
レイアウトについては流木やシェルターなどをいれてあげましょう。
★水入れについて★
リッジテールモニターは乾燥地帯に住むトカゲなのであまり水を飲む種ではありませんが、水浴びを好むので、乾燥防止にもなりますし、成体が入る程度の水入れを設置してあげましょう。
中で糞尿をするのでこまめに水換えしましょう。
★温度・湿度★
室温は30℃前後をキープし夜間は25℃前後。バスキングスポットは40度になるよう設定を行ってください。
湿度に関してはかなり多湿を好むので、ケージの片側、例えばシェルターを用意しその部分は十分に加湿しその他の部分は60%前後になるようケージ内に霧吹きなどを行いモニターが自分で移動して調整できるように環境を整えてあげてください。