トッケイヤモリ
食事(野生下)
主食は昆虫。小型のネズミやヘビを捕食することもあります。
食事(飼育下)
主食はコオロギ、ローチ、ミルワームなどの生き餌。生体サイズにあっていない餌を与えてしまうと消化不良を起こし、吐き戻しの原因にもなるので生体サイズのの頭の大きさの1/3〜1/2くらいの大きさの餌を与えましょう。
また、昆虫だけでは栄養が偏ってしまうので、ビタミン剤やカルシウム剤を昆虫にまぶしてから与えたり、餌となる昆虫にも栄養価の高い餌を与えるなどして工夫し健康管理を行いましょう。
特 徴
かつては世界最大のヤモリといわれていた樹上性ヤモリの一種。東南アジアに生息。夜行性で現地では夜に“トッケイ”と泣くことからその名がついた。性格は凶暴で捕まえようとすると口を大きく開けて威嚇し、噛みついてくる。噛む力は強く、嚙まれると無傷ではでは済まないが、水色ベースにオレンジのマーブル模様は本種特有でとても美しい。エサは昆虫食がメインで餌食いも良く、荒い性格を除けば飼いやすい。メンテナンス時に噛まれないよう広いケージで飼うと良い。
慣れやすさ
トッケイヤモリは荒々しい性格をしており、まだ環境に慣れていない場合や機嫌が悪い際に噛み付くこともあり、慣れやすいとは言いにくい種類です。
ハンドリングの際には注意しましょう。
ただ、繁殖個体の場合は若干ですが慣れることもあるようです。
飼育のしやすさ・おすすめ度
特徴・慣れやすさにも記載したように、気性の荒い性格なので初心者にもおすすめ、とは言えないため容易にお迎えすることは避けましょう。どうしてもお迎えしたい場合はあくまでも観賞用、根気を持って接する覚悟があるのであれば事前に飼育環境を学び、整えることでお迎えすることもできるでしょう。
飼育時の注意
★ケージのサイズ★
縦長のケージが好ましいです。
お迎え時のベビー時であれば30cm×45cmで問題ありませんが、生体サイズにあわせてその後は45cm×60cm以上であるとより良いです。
通気性の良いものを選ぶようにしましょう。
★レイアウト・ライト★
夜行性の為、ライトは不要。
レイアウトについては立体移動ができるよう、流木や観葉植物、そしてシェルターを容易してあげましょう。
多湿を好むので、ウェットシェルターや床材は保湿性が高いヤシガラマットなどがおすすめですが、湿気を保つ分汚れやすく、排泄物などが残っているとダニが発生してしまうこともあるので十分に気をつけましょう。
★温度・湿度★
野生のトッケイヤモリは高温多湿環境で生活しているので、飼育環境も野生と同じ環境を整えるようにしましょう。
温度は25度〜30度をキープし、湿度は70%〜80%を保つようにしましょう。