エボシカメレオン

食事(野生下)
主食は昆虫です。 長い舌で動いている昆虫を捕食します。
ハエやハチ、甲虫などを捕食し、なんと成体になると若いカメレオンの肉を捕食してしまうことも…。
果物なども食べるようです。
食事(飼育下)
動いているものにしか興味を示さないので、基本的に昆虫。生き餌がメイン。
ヨーロッパイエコオロギなどのコオロギ、デュビア、ハニーワームなどが入手しやすいので主食として与えるのが一般的です。
また、栄養の偏りを防ぐため餌となる昆虫には餌を与えて栄養をつけさせ、さらにカメレオン自体に与える際にはカルシウム剤などをまぶしてから与えるようにしましょう。
給水器についても、餌と同じく動くものにしか興味を示さない習性があるため、水入れでは水と認識しないことがあります。そのため、爬虫類専用のドリップボトルを用意しましょう。
特 徴
名前の通り頭頂部が成長につれて伸びて”烏帽子”のようになる(オスでは顕著)のがチャームポイント。カメレオンは神経質な種が多い中で、本種はあまり物怖じせず環境の変化にも強く飼いやすい。飼育環境の湿度を高め、蒸れないよう通気性の高いメッシュケージ等を使うのがオススメ!
慣れやすさ
基本的にカメレオンは臆病な性格ですが、この種類はカメレオンの中でも人馴れしやすい傾向があるので、カメレオン初心者の方でもオム明けしやすいと言えます。ストレスにならない範囲で短時間のハンドリングを行い、少しつづ慣れてもらうようにしましょう。
飼育のしやすさ・おすすめ度
難しいです。温度が少し適温でないだけで体調を崩してしまうので、常に温度管理はしっかり行うよう心がけてください。
飼育時の注意
★ケージサイズ★
とにかく高さのあるケージを選ぶようにしましょう。市販の爬虫類用の立方体式ケージや、鳥かごやリス用などの縦長ケージで良いでしょう。カメレオンは動きが活発ではないので、横幅については成体全長の2〜2.5倍で、縦幅は3〜4倍ほどのものを選べば◎。
★温度・湿度★
最重要といっても過言ではない温度、湿度管理。ケージ全体の温度は25℃前後をキープできるよう設定してください。
夜間は18℃〜23℃と涼しい環境に。身体全体を温めるホットスポットは27~28℃ほどに設定し、成体サイズよりも広く取るように。
湿度は60%から70%とやや多湿を好むので1日1~2回ほどケージ全体に霧吹きを行いましょう。
★照明・紫外線ライト★
紫外線灯とバスキングランプの2つを用意してください。
ビタミン生成のための紫外線ライトは必須なので設置しましょう。
★床材★
活動範囲は主に止まり木や観葉植物となるので、床材についてはペットシーツなどを敷くと掃除が行いやすくなるのでおすすめです。
★レイアウト★
野生下では木の上で生活しているので、観葉植物や登り木や流木などをレイアウトし自然を感じられるようにしてあげましょう。葉の多い植物はシェルター代わりになるのでおすすめです。